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2006年3月14日付アルジャジーラ「イスラエルがパレスチナ囚人を捕縛」を読んで:
3月14日、イスラエル軍はパレスチナ自治区のエリコ刑務所に収監中のサアダトPFLP議長の身柄拘束作戦を実施した。この作戦実施の契機となったのは、アッバス・パレスチナ自治政府議長はサアダアト氏の釈放をほのめかしたことである。同議長が何故こうした発言を行ったのか疑問である。また、刑務所の監視に当たっている英米軍は、両軍の撤退に関し、イスラエルの作戦は事前には知らされていなかったとしているが、パレスチナ人には疑問が残るところだろう。 本記事では、今回の事件を紹介し、背景について合せて報じている。最近の関連事項では、次のような点を指摘している。ハマスが1月の評議会選挙に勝利後、サアダトの釈放を望むと述べた。その後、アッバス議長が3月7日に西岸の女性集会で、PFLPが、サアダト釈放後の責任をPAが負う必要がないと文書で約束すれば釈放も可能だと発言した。また、先週、サアダトら囚人の監視下においている米英の高官はアッバス議長に文書を送り、パレスチナ側の同囚人に関する取り扱いに違反行為があり、刑務所の治安状況は早急な改善が必要で、できないなら監視を引き上げると非難した。 イスラエルのオルメルト首相代理の与党カディマは、この作戦を実施したことによって、総選挙を有利に導いていることは確かだろう。一方、アッバス議長は反主流派のPFLPからの批判などを受け、PLO内での立場が苦しくなる恐れがある。また、本事件で、パレスチナ武装勢力が外国人(9人)を拉致したことは、PFLPが70年代、欧州各地でハイジャックやテロを実施したことを思い出させ、国際社会のパレスチナ支援に悪影響を与えることも考えられる。 ☆「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」のサイトもご参照いただければ幸いです
by cigvi
| 2006-03-15 22:53
| 国際政治
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