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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

注目ヘッドライン-電子版より

●5月8日付ハーレツ「ガザのハマスとファタハの衝突で3人死亡」:  ガザ地区のハンユニス難民キャンプ近郊の農村で8日早朝、ハマスとファタハの武装組織がライフルや対戦車砲などで衝突、3人が死亡(ハマス側1人、ファタハ側2人)、少なくとも10人が負傷した。相互のメンバー誘拐に関する非難、実行、釈放に続き銃撃戦となった。同難民キャンプ近郊ではこの2ヶ月間、両派間の緊張が高まっていた。
5月8日付ハーレツ「世銀:パレスチナの危機を過小評価すべきでない」:  世銀は7日ドナー諸国に対し、ハマスの選挙での勝利以来、パレスチナ自治政府を襲っている財政危機は当初思われていたより甚大で、西岸とガザは統制が利かない状況になる可能性もある、と警告した。また、現在ある、緊急サービス支援プロジェクト(ESSP、教育、保健社会問題への支援)の目的を拡大し、公務員給与の支払のために使える可能性もあるとしている。9日のニューヨークでの中東和平仲介者カルテットの会議員先立って同文書が配布された。
5月8日付シャルクル・アウサト「イラン大統領がブッシュ大統領に書簡」:  イランのアハマデネジャド大統領がブッシュ米大統領宛に、「国際問題と世界の壊れやすい状況から向けだすための新たなる解決策」を提案する手紙を書いた。イラン政府報道官が8日述べたところによると、この27年間で初めて。同書簡はテヘランのスイス大使館(米国の利益代表部を兼ねている)を通して送られたという。
5月8日付トルコ・デイリー・ニュース「イラクのクルド民族議会議員が統一自治政府を選ぶ」:  北イラクのクルド自治区の議員たち(111人)が7日、満場一致で統一自治政府の設立に賛成し、これまでの2つの自治地域の形に終止符を打った。これまで、タラバニ氏(イラク大統領)PUKがスレイマニヤ州を代表し、イラク・クルド自治地域代表のKDPのマスード・バルザニ氏がアルビルとドホーク州を治めていた。各ペシュメルガを統合するかどうかは明らかではないが、財務、内務、法務の主要な省は統合された。新自治政府は、キルクークがクルド領であることを再確認した。

by cigvi | 2006-05-08 23:54 | 注目ヘッドライン
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