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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

5月24日の注目ヘッドライン-電子版より

●5月24日付ブッシュ大統領はオルメルト首相の計画にあいまいな支持」:  ブッシュ米大統領は24日、イスラエルのオルメルト首相との会談後、同首相の西岸に関する一方的な計画を慎重な支持を表明したが、和平はパレスチナ側との交渉によってもたらされるのが最善だと述べた。ホワイトハウスのスノー報道官は、米国政府はイスラエルにハマスとの協議を求めているわけではないとし、アッバス議長は交渉にたる論理的な人物だと評価し、イスラエルに同議長との真剣な協議を望むと述べた。また、イラン問題に関しては、ブッシュ大統領はイスラエルが攻撃された場合はイスラエルを守ると繰り返した。オルメルト首相は、ブッシュ大統領との会談前に、ラムズフェルド国防長官とイラン問題について協議した。
●5月24日付イェデオト・アハロノト「レポート:イランが米国との直接協議を希望」:  23日付ワシントンポストは、米政府高官、イラン人アナリスト、外国の外交官などからの話しとして、イランが核開発問題で米国との協議を明確に要請していると報じた。テヘランのアナリストは、同紙に対し「これは戦略の変更サインだ」と述べている。
 ※複数の外交官がAFPに語ったところでは、IAEAのエルバラダイ委員長が今週ワシントンを訪問する際、イランからのメッセージを届けるかもしれないという。同委員長は、先週イランの核交渉責任者のラリジャニ氏とウィーンで会談を持ったばかり。しかし、打開は望み薄だと見られている(5/24ヨルダン・タイムズ)。
●5月24日付イェデオト・アハロノト「イランがシャハブ3ミサイルの発射実験」:  23日、オルメルト・イスラエル首相とブッシュ米大統領の会談の数時間前に、イランはシャハブ3ミサイルの発射実験を行った。実験は部分的に成功した模様。同ミサイルの射程距離は1300kmであるが、イランからの最近のレポートによると、2000kmまで距離を伸ばしているという。一方、イスラエルは、イランの各施設の攻撃に使えるよう長距離巡航ミサイルの開発をスピードアップさせている、と治安関係者が23日に語った。

by cigvi | 2006-05-24 23:41 | 注目ヘッドライン
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