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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

8月8日に拾った「こぼれ話」

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
・8日付ハイヤート紙によると、イスラエル兵を拉致した組織が、同兵士の解放と交換にマルワン・バルグーティー(ファタハ)、アフマド・サアダト(パレスチナ人民解放戦線)などの12人のパレスチナ人指導者を釈放するよう要求しているという。同紙によると、イスラエルは、収監者の釈放には合意しているが、12人の内数人の釈放は拒否している。また、兵士が解放されるまでは収監者の釈放はしないと主張している(8/8イェデオト・アハロノト)。
・エジプトのムバラク大統領の息子ガマル氏は8日、レバノン国民と同政府への連帯を表明する目的で、閣僚、政治家、労働組合関係者など70人の代表団を率いてベイルートを訪問した。ヒズボラとイスラエル紛争は、エジプト世論に反イスラエル感情を高まらせ、ムバラク政権の立場が難しくなっている(8/8ハーレツ)。
<イラク関連>
・米国のハリルザド駐イラク大使は8日、ティクリートの治安権限を米軍からイラク軍に引き渡す記念式典で、記者に対し、イランがヒズボラとイスラエルの紛争を、イラクの不安定化のために利用している可能性があると述べた(8/8タイムズ・オブ・オマーン)。
・匿名のモスル州の職員が述べたところによると、同州の半分は米軍およびイラク政府と闘う武装勢力の手に落ちており、州政府が主権を取り戻すことが難しい状況だという(8/7アッザマン)。
・ドアン通信社が報じたところによると、クルド自治政府は、1990年代の南東アナトリアでの抗争後に来たイラクのドホークに非難したトルコのクルド人へのIDカードの発行を差し控えると決定した(8/8トルコ・デイリー・ニュース)。
<アラビア半島関連>
・サウジアラビアのアブドゥッラー国王は8日から3日間トルコを訪問し、政治、経済、軍事的関係強化が図られることになる。サウジ国王のトルコ訪問は40年ぶり(8/8アラブ・ニュース)。
<北アフリカ>
・7日付モロッコ国営通信によると、モロッコの治安当局は44名のテロ容疑者を逮捕し、同国でのテロを計画していたと思われるネットワークを取り除いた。その中には、爆発物に関する高度な専門知識を持つ5名の元兵士も含まれていた(8/8シャルクル・アウサト)。
<その他>
・オランダ国境警察は7日、トルコ政府が指名手配していたテロ容疑者を8月1日に逮捕したと公表した(8/8トルコ・デイリー・ニュース)。

by cigvi | 2006-08-13 23:57 | <こぼれ話>
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