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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

9月24-25日に拾った「こぼれ話」

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
・イギリスの企業Portland Trustがthe Palestinian Economists Associationとともにパレスチナのガザ、西岸、東エルサレムで実施した世論調査で、16万5000人の公務員の内73%は、もはや家計をやりくりできないことが分かった(9/25ハーレツ)。
・パレスチナ自治政府(PA)のアッバス長官は、アラブの衛星テレビとのインタビューで、PAは拉致されたイスラエル兵の釈放を含むあらゆる合意形成の一部として、ファタハ指導者の一人バルグーティーとパレスチナ解放戦線の指導者アフマド・サアダトの釈放を要求するつもりだと述べた(9/24イェデオト・アハロノト)。
・イスラエルのシンベト他の情報組織は、アルカイダのザワヒリ副官がアルカイダはイスラエルを次の標的のリストに載せていると述べて以降、特別の警戒をしている。情報筋によると、アルカイダは非アラブ人を使い特別な攻撃を行う可能性があると述べた(9/25ハーレツ)。
<その他の東地中海関連>
・数万人のレバノン人が24日、1975‐90年の内戦で殺害されたキリスト教徒の戦士たちを偲ぶ年次集会に参加し、レバノン軍団(LF)の指導者サミール・ジャアジャア氏のスピーチに耳を傾けた。ジャアジャア氏は「われわれは勝利者であるが、勝利とは感じられず、むしろ大災害がわれわれの国に降りかかっていると感じている」「UNIFILの支援を得て(南レバノンにレバノン人の)軍の展開を求めたと言う意味で、われわれは勝利者である。一方、彼らは(それに)反対した」と述べ、暗にヒズボラを非難した(9/24アルジャジーラ)。

by cigvi | 2006-09-26 22:30 | <こぼれ話>
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