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2006年2月11日付バハレーン・トリビューン電子版「アンバル州のスンニー派部族が外国人武装勢力掃討」を読んで:
2月10日、イラク独立選挙管理委員会が国民議会選挙(昨年12月15日)の最終結果(1月20日の暫定結果と同じ)を発表した。これにより、国民議会は15日以内に召集されることになる。イラン核開発問題や風刺漫画問題でイラク情報が少なくなっているが、イラクでの鳥インフルエンザ感染の拡大や依然として続くテロ事件にイラク国民は不安の日々を送っている。 こうした中、AP通信が5日イラク治安当局高官の話として、ザルカウィ容疑者のイラン国境近くの山岳地帯で目撃情報えお伝えた。このことと合せて本記事を読むと、どうやらイラクの人々と外国人武装勢力との溝が大きくなっているようだ。 本記事では、アンバル州のスンニー派部族長たちが、同州の治安は地域の人々が責任を持ち、外国人武装勢力を追い出すと約束したことを報じている。こうした動きはサラディンの部族長にも見られていると報じられており(2月10日付ヨルダンタイムズ電子版)、他のスンニー派アラブ地域でもイラク軍への情報提供が増えているとのことだ。その原因は、外国人武装勢力による政府の治安関係就職者およびその家族や一般市民の殺害、家屋の破壊等の行為の増加に対する怒りであると指摘している。 このように、「無差別テロ」や「恐怖による強制」は、エジプトでイスラム過激派と市民との離反を生んだ前例がある(ザワヒリがエジプトを脱出せざるを得なくなった)。イラクでの政治プロセスの進展や外国軍の撤退の動きが、ようやく、スンニー派も積極的に加わった治安改善面へのイラク人の自主的コミットメントを促しつつあるのだろうか。 ☆「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」のサイトもご参照いただければ幸いです
by cigvi
| 2006-02-11 12:21
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