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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

2008年1月23-26日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●パレスチナ自治政府の治安部隊およそ700人が1月24日、初めて訓練のためにヨルダンに入国した。同訓練は米国のプログラムによるもので1年近く開始が遅れていた。(1/24シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11562 

<イラク関連>
●スンニー派の部族の治安責任者でアンバル州の警官であるJubaie Rashid Naief氏は26日、AP通信に対し、アンバル覚醒委員会は米軍におよそ150人からなる外国人およびイラク人武装勢力the Seifaddin Regimentが2、3ヶ月程度前にシリア国境を越えてモスル市に入った可能性について注意を促していると述べた。同氏は、この外国人武装勢力にリビアのカッザーフィー指導者の息子のセイフルイスラム氏が資金援助をしている可能性があると述べた。同氏はそのように考えられる理由は述べず、昨年セイフルイスラム氏がオーストリア通信に、過激主義を抑制するための唯一の解決策はアフガンとイラクからの多国籍軍の撤退だと語った言葉を引用した。(1/26シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11583

<アラビア半島関連>
●レバノンのシニオラ首相は25日、サウジアラビアを訪問しリヤド郊外のジャナドリヤ牧場でアブドゥラ国王と会談を持った。会談では現在のレバノンの危機的状況とアラブ連盟の解決努力について話された。サウジ側同席者はサルマン・リヤド州知事、サウド外相、情報責任者のMuqrin王子、駐レバノン大使。レバノン側は駐サウジ大使と、3人の首相顧問(Mohammad Shateh、Dr. Ridwan Al-SayyedおよびRola Muruddin)が同席。サウジ国営通信が報じた。(1/26アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106100&d=26&m=1&y=2008 
●シャルクル・アウサトが入手した情報によると、イスラエルによるガザと西岸地区に対する攻撃について協議するためにカイロのアラブ連盟事務所で開催された会議(20日から始まる週の前半に開催)で、駐アラブ連盟サウジアラビア大使とシリア大使の間で口論となった。その内容は次のようなものだったという。シリア大使が、ブッシュ大統領の訪問を受けた中東諸国の気前の良い歓迎を揶揄したことに対し、サウジ大使はその言葉をさえぎり、サウジ政府の政策に対して当てこすりをいうものは誰でも許さないと述べた。さらにサウジ大使は、米国はクウェイトがイラクに侵攻されたときに50万の軍隊と5000の戦車、1000の戦闘機を展開してくれた友好国であるゆえに、その国の大統領を歓待するのだと述べ、あなた(シリア)の当時の友好国のソ連が米国と同じことをしてくれたならば、あなたはロシアの指導者をダマスカスの征服者でもあるかのように歓迎しただろうと述べた。(1/24シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11556 

☆地球村研究所のホームページhttp://park1.wakwak.com/~cigvi/data200801.htmlで、若干新しい中東報道の掲載をはじめました。こちらもご参照いただければ幸いです。

by cigvi | 2008-02-18 23:28 | <こぼれ話>
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