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2006年2月18日付ミドル・イースト・タイムズ「リビアの諷刺漫画問題の衝突での死者は25名以上」を読んで:
トリノ・オリンピックでは、イタリア市民がサッカーに夢中で、ノルディックの会場では空席が目立つ等、オリンピック競技関係者から不満の声が出ていると報じられる中、同国のロベルト・カルデロリ制度改革相がムハンマドの風刺漫画をプリントしたTシャツを着てテレビ出演をした。これに対し、本記事によると、17日、抗議を叫ぶデモ隊により、リビアのベンガジにあるイタリア領事館が放火された。この際、警察とデモ隊が衝突し、一説ではデモ参加者の死者は15~25人に及んでいるという。本記事によると、カルデロリ大臣はこのところしばしばイスラムを非難していた。今回の事件で、イタリアのベルルスコーニ首相は、同大臣に辞任を求めている。 本記事での注目点は、デモ隊の中に、反カッザーフィー大佐のスローガンを叫んでいる者がいたらしいと報じられていることである。カッザーフィー政権は、近年、航空機爆破テロ問題の解決、大量破壊兵器の廃棄宣言等国際社会との関係改善がはかられてきており、リビア投資も促進されている。1969年9月に無血クーデターで政権を掌握した同大佐であるが、その息子(次男)セイフ・イスラム・カッザーフィー氏の台頭が見られ、2004年3月の統治機構再編等、改革が進んでいる。しかし、このような動きに対し、イスラム勢力の一部に不満が鬱積しているとの見方もあり、今回の事件はそうした人々の一部の犯行とも考えられている。なお、首都トリポリのイタリア大使館に対しては、こうした攻撃は見られていない。 ☆「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」のサイトもご参照いただければ幸いです
by cigvi
| 2006-02-18 23:34
| 国際政治
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