複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi
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カテゴリ:<こぼれ話>( 275 )


5月9日のこぼれ話

 中東和平関連では、パレスチナ高官がアルクッズ・アルアラビー紙に語ったところによれば、パレスチナの食糧危機は深刻で、全治安部隊は食料を買う資金がないため囚人に食事が与えられないという(5/8イェデオト・アハロノト)。その中、ガザ市でのハマスとファタハの武装組織が8日に続き9日にも衝突、子供5人を含む9人が負傷した(5/9ハーレツ)。世論調査結果によると、62%のイスラエル人が政府に地元アラブ人をイスラエル国外に出して欲しいと答えている(5/9イェデオト・アハロノト)。イスラエルのシモン・ペレス副首相が8日、チャンネル1テレビで、イランのアハマデネジャド大統領に対し、イスラエルを地図から抹消せよという者は、自身の国も破壊される危険があることを覚えておくようにと述べた(5/9ハーレツ)。
 イラン関連では、イランの核問題を協議していたニューヨークでの6カ国外相会議は8日、合意に至ることができなかった(5/9アルジャジーラ)。ハーメネイ最高指導者が8日、女性のスポーツ競技場での艦船を許可するとのアハマデネジャド大統領の先の決定に対し、これを拒否した。ハーメネイ師が公に政府の決定に口を挟んだのは、昨年8月にアハマデネジャド政権が発足して以来初(5/9アラブ。ニュース)。ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長がトルコを訪問し、9日にトルコのエルドアン首相らと会談、次の訪問先はギリシャの予定(5/9トルコ・デイリー・ニュース)。イラン国営石油会社(NIOC)の国際部長によると、今年度のイランの石油収入は今のところ450億ドル(9000万バーレル×50ドル)が見込まれるという(5/8イラン・デイリー)。イラン北西部のケルマンシャーで8日、小規模な爆発があり、3人が負傷した。同地域はイランの西側国境に位置し、この12ヶ月ほどクルド少数民族の不穏な動きがくすぶっている(5/8アルジャジーラ)。
 イラク関連では、マリキ首相(指名中)が9日の記者会見で、9日か10日中には組閣を終えられるだろうと述べた。内務、国防の両閣僚は独立系で民兵に無関係人物が選ばれる予定、石油相、貿易、運輸などの閣僚ポストは未だ協議中とのこと(5/9アルジャジーラ)。また、米軍が8日、バグダードの襲撃で、武装組織アンサール・イスラムに属する指名手配テロリストのアリ・ワリ(化学の専門家)を殺害したと発表(5/9バハレーン・トリビューン)。ヨルダンで8日から1週間、「イラクの再建2006」が開催され、約2万人のビジネス関係者、50カ国から1000の出展団体が集い、イラク市場やビジネス。チャンスを探る(5/9バハレーン・トリビューン)。一方、強力な武装組織が作成した、イラクの461人の作家、ジャーナリストなどの知識人の名前を連ねた暗殺対象者リストが出回っているという(5/8アッザマン)。
 トルコ関連で、最近のカナダとフランスの、“疑わしい”オスマントルコ時代のアルメニア人大量虐殺への認識に対し、トルコは両国への非難に続き8日、一時的に両国の大使を召還した。
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by cigvi | 2006-05-09 22:24 | <こぼれ話>

5月8日のこぼれ話

 中東和平関連では、PAのハマス政権は、アッバス議長が用意した、ヨルダンへの武器密輸問題に関するヨルダンとの共同調査のための派遣チームへの参加を拒否した(5/7アルジャジーラ)。また、PAのザハル外相は7日、記者会見で、アラブ諸国訪問中にある欧州の国の外相と会談を行ったと述べた(5/7イェデオト・アハロノト)。イスラエルの国防省は数ヶ月以内に詳細な違法入植地の移転計画を書き上げる予定だと、ピース・ナウの申し立てに応えて、高等裁判所で述べた(5/8エルサレム・ポスト)。なお、レバノンのシニオラ首相が7日、シェバア農地からのイスラエルの撤退への圧力をブレア首相に要請するため、イギリスに出発した(5/8デイリー・スター)。
 イラン関連では、アセフィー外務報道官は7日、同国の核開発に対するGCC諸国の懸念を和らげるため、イランは環境への配慮とプラントの安全のために多額の資金を費やしているため心配することはないと、記者団に述べた(5/7ガルフ・ニュース)。
湾岸関連では、湾岸産油国の株式市場が7日、大きく下げた。一方、ドバイの企業が米軍に物資を供給しているイギリス企業を買収、ブッシュ大統領はこれを認めている(5/7アルジャジーラ)。
 トルコ関連では、エルドアン首相が南東部のディヤルバクル(クルド地域)に異例の訪問をし、PKKによる暴力を非難した(5/7アルジャジーラ)。
 アフガニスタン関連では、南部での再建プロジェクトへの補強のため、オーストラリア軍が240人を追加派兵(5/8アルジャジーラ)。
 スーダン関連では、国連のエゲランド人道問題事務次長が7日ダルフールを訪問し、ダルール地方への支援アクセス確保のために全勢力に和平合意を訴え、国際社会に向けては今以上の援助資金の拠出を訴えた(5/8アルジャジーラ)。
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by cigvi | 2006-05-08 23:56 | <こぼれ話>

5月7日のこぼれ話

 中東和平関連では、エジプトのアフマド・アブルゲイト外相が6日、中東和平ロードマップは修正が必要であると述べ、パレスチナ人に自らの立場を明確にするよう求めた。同外相を含め、ヨルダンとサウジの外相が9日にニューヨークで開かれる、いわゆる中東和平カルテットの会議に参加予定(5/7ヨルダン・タイムズ)。一方、イスラム法学者たちが10~11日にドーハで会合を開き、イスラム教徒はハマス主導のパレスチナ政府を支援する義務がある旨のファトワを出す予定だと報じられた(5/7ガルフ・タイムズ)。数百人のパレスチナ人労働者が6日、西岸とガザで遅延している公務員への給与支払いを求めストライキとデモを行った(5/6アルジャジーラ)。
 イラク関連では、スンニー派は6日、副首相ポストは同派の人物がつくべきと表明した。また、シーア派とクルドによる9日には閣僚名簿を提出予定との表明に対し、スンニー派のイラク・イスラム党の議員は、10日でも難しいとコメントした(5/7バハレーン・トリビューン)。
 イラン関連では、国会議員たちが7日、アナン国連事務総長宛の書簡で、米国がイランのウラン濃縮中止への圧力を掛け続けるならNPTを脱退すると脅した。国営ラジオで書簡が読み上げられた(5/7シャルクル・アウサト)。
 サウジアラビアとオマーンが6日、パスポートを使用せず国民IDカードで相互の出入国を許可する合意書に署名した(5/7アラブ・ニュース)。
 アルカイダに関し、アフガニスタンを訪問した米国務省の対テロ調整官のヘンリー・クランプトン氏が6日、パキスタンはアルカイダ関係者拘束に努力しているが、未だ十分ではないと述べ、ビン・ラディンはアフガン側よりパキスタン側にいる可能性がかなり高いと述べた(5/7アルジャジーラ)。これに対し、パキスタン側は7日、同氏の発言を怒りをもって否定した(5/7シャルクル・アウサト)。
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by cigvi | 2006-05-07 21:38 | <こぼれ話>

5月6日のこぼれ話

 中東和平関連では、パレスチナ側による5日のアッバス・オルメルト会談についての言及に対し、イスラエル高官は、その予定はないと否定した(5/5イェデオト・アハロノト)。PAのハニヤ首相とアッバス議長が6日、パレスチナ内部の権力の分断や国際社会との関係について協議するため会談予定(5/6ハーレツ)。UNRWAが5日、ガザにおける人道危機は末期的状況に近づいていると述べた(5/6バハレーン・トリビューン)。EUは5日、米国、ロシア、国連と共同で、ハマス主導のPA政府を通さない形でのパレスチナ人道支援基金の設置を提案した(5/6ガルフ・ニュース)。また、欧州委員会は3400万ユーロを数日以内にパレスチナの人道支援として提供する用意があると表明した(5/5アルジャジーラ)。米国は、アッバスPA議長を経由しての資金援助に反対と伝えられていたが、ライス国防長官が5日、同方法によるパレスチナ人道支援を承認する予定だと述べた(5/6ハーレツ)。
 イラン関連では、国連安保理でのイランに対する決議案にロシアと中国が反対し決議が難航している中(6/6アルジャジーラ)、GCC諸国は6日にリヤドで首脳会議を開催し、イランの核問題に関する平和的解決を呼びかける予定(6/6シャルクル・アウサト)。
 イラク関連では、自爆テロや誘拐が続く中、マリキ首相、タラバニ大統領他の協議後、シーア派のスポークスマンが、新内閣は9日に発表される予定だと述べた。ただし、同協議にスンニー派アラブからの参加者はいなかった(5/6シャルクル・アウサト)。また、クルド愛国党(PUK、党首はタラバニ大統領)幹部は5日、北イラクにいるPKKに対し、トルコやイランとの戦闘を行わないよう警告した(5/6トルコ・デイリー・ニュース)。
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by cigvi | 2006-05-06 23:45 | <こぼれ話>

5月5日のこぼれ話

 中東和平関連では、パレスチナ自治政府(PA)のアッバス議長が4日、電話でオルメルト氏に祝福を伝え、和平交渉再開を呼びかけた(5/5ハーレツ)。ブッシュ米大統領が、米国ユダヤ人委員会100年記念会合で、米国のイスラエルの安全保障へのコミットメントは揺るぎないと述べた(5/5イェデオト・アハロノト)。スウェーデンが難民問題で入国を希望しているPA閣僚(ハマスのメンバー)に、EU諸国で初めてビザを発行した((5/5ハーレツ)。欧州理事会が、PAの崩壊を“避けるか遅らせる”ため、アッバス議長の事務所を通して援助資金を送ることを提案(5/5ガルフ・ニュース)。西側外交筋によると、米国はこの提案を拒否しており、イギリス、フランス、アラブ連盟による個別の援助資金の送金もブロックしているという(5/5ハーレツ)。なお、現在のところ、国連食糧計画(WFP)がパレスチナ人の直面している人道危機を訴えたにもかかわらず、アラブ諸国からの寄付は寄せられていないという(5/5ガルフ・ニュース)。ロンドンのアルクッズ・アルアラビ紙が、アッバス議長はファタハを割って、カディマのように新党を視野に入れているかもしれないと報じた(5/5イェデオト・アハロノト)。
 イラン関連では、アナン国連事務総長が4日、米国に対し核問題での危機を打開するために、イランとの直接対話をするよう呼びかけた(5/5ハーレツ)。アハマデネジャド大統領が4日、10カ国の経済フォーラムに参加するためアゼルバイジャンを訪問した(5/5バハレーン・トリビューン)。フランスのドビルパン首相は4日、軍事行動はイランの核開発の国際的手詰まりの解決にはならないと述べた(5/5バハレーン・トリビューン)。反体制派組織「イランのクルド民主党」の指導者が、クルド人が権利を獲得するためにはイランのレジュームチェンジが必要だと述べた(5/4シャルクル・アウサト)。
 イラク関連では、イラク駐留米軍が4日、ザルカウィーのイメージを損なうためのプロパガンダの一環として、同容疑者のビデオ(米国製テニスシューズを履き、米製マシンガンを使用している画像で、先月の掃討作戦で入手したという)を放映、5日にはイラク国営テレビやアルアラビーヤ衛星放送などで繰り返し流された(5/5シャルクル・アウサト)。GCC内相会議が5月23日に開催され、イラクからのテロリストや外国人武装勢力の侵入を防ぐ戦略が協議される予定(5/5ガルフ・ニュース)。
 レバノン政府は4日、中国大使の強力な抗議があったため、台湾の陳総統の航空機乗り入れを拒否した(5/5デイリー・スター)。
 イギリスは4日、アフガニスタンでのNATO軍の指揮権をイタリアから引き継いだ。6月からは治安の不安定な南部地域の国際軍事作戦の指揮を引き受けることになる(5/5デイリー・スター)。
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by cigvi | 2006-05-05 23:32 | <こぼれ話>