複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi
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<   2006年 03月 ( 47 )   > この月の画像一覧


注目ヘッドライン-電子版より

●3月31日付シャルクル・アウサト「列強がイランに核開発を制限すべきと述べる」:  安保理常任理事国プラス、ドイツという世界の強国が30日、イランに対し国連による各プログラムの制限要求に留意しなければ孤立すると忠告したが、イランは意思変更を拒否した。
●3月30日付アルジャジーラ「ハマス政権が財政危機に直面」:  パレスチナのハマス率いる新政権が、30日の職務開始から潜在的に機能停止となる財政危機に直面している。欧米諸国がハマスがイスラエルに対する姿勢を変えないならば、パレスチナ自治政府への援助を停止するとしているためである。同政権は来週、公務員の3月の給与を支払わねばならない。
●3月31日付アルジャジーラ「イランの地震被災者救助が急がれる」:  イラン西部でマグニチュード6.0の強い地震が発生し、約330の村が被害を受け、少なくとも50人の死者と800人の負傷者がでている。
●3月31日付イェデオト・アハロノト「ハニヤ首相:撤退は紛争に繋がる」:  31日付英紙ガーディアンは、パレスチナ自治政府首相ハニヤ氏の意見表明を掲載した。その中で同氏は、イスラエルの一方的撤退は紛争への処方箋であると脅している。また、欧米諸国はイスラエル・パレスチナ問題に関しパレスチナ人を同等に扱っておらず、人種主義的アプローチを採っているとして非難した。
●3月31日付バハレーン・トリビューン「米港はリビアの化学兵器廃棄を支援するかもしれない」:  米国防省高官は30日、リビアによる備蓄化学兵器の廃棄(約1億ドルの作業)への支援要請について米国が検討していると述べた。国防相が1ヶ月間リビアに派遣していた調査団が帰国したばかり。
●3月30日付アルジャジーラ「チャドがスーダンの新たな攻撃を非難」:  チャド外相が、スーダンのジャンジャウィード兵士とチャド人反乱者がチャド東部に新たな攻撃を仕掛けていると非難した。

<こぼれ話>
イスラエル総選挙の最終結果は、カディマが29で第一党、次いで労働党20、シャス12、リクード12となった。また、パレスチナ自治政府のアッバス議長が電話で、オルメルト氏に選挙の勝利を祝福したが、直接会談の兆しはなさそうだとエルサレム・ポストが報じた。イラン関連では、モッタキ外相が31日、イランはエネルギーを政治の道具にはしないと述べた。イラク関係では、ジャアファリ移行政権首相が、米国はイラクの政治に介入すべきではないと警告した。また、30日に予定されていた国民統一政権樹立に関する政治指導者たちの会議はキャンセルされた。UAEは、労働者に平和的な集会と労働組合の結成を許可する新労働法が今年中に導入される見通しだとガルフ・ニュースが報じている。サウジのイスラム諸国会議(OIC)を訪問したトルコの得るドアン首相が、事務総長との会談後の記者会見でイランについて聞かれ、中東地域から大量破壊兵器を根絶すべきだと述べた。レバノンでは、親シリア派と反シリア派の対立で閣議が大荒れとなった。
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by cigvi | 2006-03-31 23:36 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月29日付アルジャジーラ「国連がイランに30日の猶予」:  国連安保理は29日、議長声明でイランに対し、ウラン濃縮作業を中止するための猶予を30日間与えた(IAEAのエルバラダイ委員長が30日以内にイランの遵守状況について報告する)が、もしイランが従わない場合の次なるステップには触れなかった。
●3月30日付アラブ・ニュース「ブッシュ大統領がオルメルトを招待」:  ブッシュ米大統領が、連立政権樹立に向けて動き出したイスラエルのオルメルト首相代行を、組閣後すぐにワシントンを訪問するようにと招待した。
●3月30日付ハーレツ「ライス国務長官:米国は西岸からの一方的撤退を支援するかもしれない」:  ライス米国務長官は30日、訪問先のベルリンで、米国はイスラエルが取る可能性のあるあらゆる一方的領土の選択肢を排除しないと述べた。
●3月30日付バハレーン・トリビューン「イスラム聖戦機構は射程距離30kmのロシア製ロケットを多数保有」:  イスラム聖戦機構は29日、射程距離30kmでガザからイスラエルに打ち込める“多くの”ロシア製カチューシャ・ロケットを保有していると述べた。
●3月30日付ガルフ・ニュース「タラバニ大統領:いくつかの国はテロリストを支援している」:  イラクのタラバニ大統領のスピーチが29日、アラブ首脳会議の最終セッション前にシバリ外相によって読み上げられた。その中で、“いくつかの”アラブ国家とメディアはイラクをめちゃくちゃにし、再建プロセスを妨害するテロリストを支援していると非難した。また、アラブ諸国にバグダードでの大使館開設を求めた。同大統領は国内政治が難局にあるため首脳会議には参加しなかった。
●3月30日付アラブ・ニュース「40人のテロ容疑者を掃討作戦で拘束」:  サウジの内務省報道官は29日、治安部隊がここ2週間で、一連の3つのオペレーションで40人のテロ容疑者を拘束したと表明した。拘束者たちはアルカイダの細胞のメンバーと思われ、その内には先月25日のアブカイク油田攻撃に関係していた者もいるとのこと。
●3月30日付トルコ・デイリー・ニュース「暴徒が警官と衝突し、軍が出動」:  トルコ軍がディヤルバクル郊外で29日、ここ10年でトルコで最悪の暴動となるのを避けるため、装甲車を展開した。28日には最近の戦闘でトルコ軍に殺害された14人のPKKメンバーの葬儀に従っていた多数の人々が暴徒化していた。

<こぼれ話>
イラン関連では、国連安保理議長声明に対し、モッタキ外相が、イランの核開発は平和利用のためのものだと改めて主張した。そのイランが、31日から1週間にわたり湾岸で、大規模軍事演習を行う予定と報じられた。中東和平関連では、30日にハマス政権の閣僚たちが職務を開始し、ハニヤ自治政府首相がガザで、ハマス政府にはアッバス議長とイスラエルとの交渉の機会を与える準備があると述べた。そのガザをEU視察団が訪問し、イスラエルのチェックポイント封鎖後の同地域の食糧難について危惧を表明した。レバノンでは、アラブ首脳会議のレバノンの抵抗への支援を約束する宣言案をめぐってラフード大統領とシニオラ首相が争ったと報じられている。また、国連安保理がアナン事務総長にレバノンとハリーリ元首相暗殺事件で起訴されている人物たちの裁判についてレバノンとの交渉を開始する権限を与えた。
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by cigvi | 2006-03-30 23:23 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月29日付ハーレツ「カディマが連立交渉チームを設置開始」:  オルメルト首相代行が29日早くに、選挙でのカディマの勝利宣言をした後、同氏に近い人物たちが、予想以上の票を獲得したシャスと年金党が連立パートナーになるかもしれないと述べた。カディマは29日中に連立交渉チームをつくり、交渉を開始すると見られている。また、労働党が主な連立相手となるだろうとの発言も見られた。
●3月29日付ハーレツ「ハマスがパレスチナ評議会で承認」:  ハマス政権が28日、パレスチナ評議会の承認を得て(賛成71、反対36、棄権2)、正式に発足した。
●3月29日付シャルクル・アウサト「アラブ首脳会議がいつもどおりのパレスチナとイラク支援で閉幕」:  アラブ首脳会議が29日、いつもどおりのパレスチナ人とイラク人との結束を約束するという結論を出した。2日間の会議は、主要数カ国の欠席と、ホスト国スーダンが国連平和維持部隊の派遣員反対している中で開催された。同会議への無関心さの表れとして、次期ホスト国となる予定のサウジが、来年のホストを断った。
●3月29日付アルジャジーラ「国連がイランについての合意は近いと述べる」:  外交筋は、国連安保理常任理事5カ国が近く、イランの核開発疑惑に関して合意し、安保理事会で新議長声明案を承認するだろうと述べた。
●3月29日付ヨルダン・タイムズ「イラクのスンニー派指導者が近く政府を樹立することに楽観的」:  強硬派のスンニー派指導者サレフ・ムトラク氏は28日に、各党間に深刻な相違は残っているが、解決できるだろう、そして国民統一政府樹立をまもなく樹立することができるだろうと述べた。
●3月28日付シャルクル・アウサト「ハリーリ元首相殺害調査で驚くべき新証拠」:  関係筋によると、レバノンのハリーリ元首相の殺害に関する国際調査委員会は、レバノン高官がシリア高官に殺害が行われたことを確認している内容の電話の録音の写しを入手したという。
●3月29日付ハーレツ「エルサレム近郊でH5N1型鳥インフルエンザが発生」:  エルサレム近郊で28日に大量に死んだ鶏のサンプル検査をしたところ、H5N1型ウィールスが確認された。
●3月29日付ガルフ・ニュース「カタルの経済貿易相が解任」:  28日カタルで、首長がアラブ・サミットに出席中に皇太子によって経済貿易相が解任された。理由は明らかにされていない。

<こぼれ話>
アラブ首脳会議関連では、オブザーバー参加したトルコのエルドアン首相がシリアのバッシャール大統領と非公開協議を持ち、またアブドラ・ヨルダン国王、ハマド・カタル首長、アッバスPA議長、バシール・スーダン大統領などと会談した。中東和平では、アッバス議長のスポークスマンが27日夜、PLOは次期イスラエル政権とロード・マップの履行についてすぐにでも協議の用意があると述べたと報じられている。また、オルメルト氏も選挙の勝利宣言後、新な和平協議、西岸のユダヤ人入植地のいくつかを撤去するなどの合意の用意があり、パレスチナ国家樹立に合意する可能性に触れたと伝えられている。イラク関連では、政治指導者間の協議が28日も続けられている。協議内容は3人の大統領府ポストの候補者についてと見られている。また、イラン人不法入国者17人を拘束したと内相が述べた。
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by cigvi | 2006-03-30 00:10 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月28日付アルジャジーラ「アラブ・サミットの欠席者多数」:  アラブ・サミットが28日、スーダンのダルフールで開催されているが、22か国中、少なくとも8カ国が欠席しており、国際社会の批判に対し団結を示したかったホスト国スーダンは失望している。欠席者にはエジプトのムバラク大統領、サウジのアブドラ国王などが含まれている。
●3月27日付アルジャジーラ「イラクは治安権限を欲している」:  イラクの政権与党が米軍に治安権限を要求している。イラク閣僚たちが、米軍が実施したと見ているシーア派モスクへの襲撃についてイラク政府が調査している中で、こうした要求が出された。米軍側は、このオペレーションからは距離をおいており、イラク治安部隊が実施したものとしている。
●3月28日付ヨルダン・タイムズ「イランは2基の原子力プラントのために2億1300万ドルを計上」:  イランの官製新聞が27日、政府高官の話を引用し、2007年3月からの国家予算のうち約2億1300万ドルを2基の原子力基地建設に当てる予定であると報じた。
●3月28日付ヨルダン・タイムズ「スーダンは原子力発電計画策定を試みている」:  スーダンのバシール大統領は、27日放映のクウェイトの国営テレビのインタビューで、原子力発電プログラムの策定を考慮していると述べた。

<こぼれ話>
アラブ・サミット関連では、アルジェリアのブーテフリカ大統領がイスラエルに“カルテット”の支援の下での交渉に関与するよう呼びかけたと報じられている。UAEは、アラブ諸国内の係争問題を解決するためのパン・アラブ平和・安全保障評議会の設立の提案支援を表明したと伝えられている。また、27日に、同サミット参加のシリアのバッシャール大統領(シャラ副大統領同席)とレバノンのラフード大統領(モアッレム外相同席)が会談と報じられた(一方、シニオラ・レバノン首相もサミットに参加決定)。そのレバノン国内では、第4回目の国民対話(27日)がラフード大統領の処遇問題で物別れに終わっている。イラク問題では、米国のハリルザド駐イラク大使がジャアファリ氏に、2期目の首相就任を辞退するように求めたがが、ジャアファリ氏は無回答のままである。また、ムクタダ・サドル氏は米軍によると看做されているバグダードのシーア派モスク襲撃で、政治的に有利な立場に付くだろうと見られている。湾岸地域関連では、インターポールによると、GCC諸国が合同警察組織を計画中という。アフガニスタンでは、キリスト教に改宗したラフマンさんが、精神的不安定とドイツの市民権を持つ可能性があることを理由に釈放された。
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by cigvi | 2006-03-29 00:41 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月27日付ハーレツ「ハマス:われわれは他のどの国よりも平和を欲している」:  ハマスのハニヤ次期首相は26日、パレスチナ評議会で、カルテット(米・EU・ロシア・国連で構成されている中東和平仲介者)と対話の用意があると述べた。
●3月26日付アルジャジーラ「アラブ諸国はPAへの支援打切りを拒否」:  ハルツームで開催されたアラブ外相会議で、パレスチナ自治政府への毎月5000万ドルの支援を行うと再度約束した。追加支援については今後の協議の可能性を残したままとした。
●3月27日付アルジャジーラ「サッダーム側近らしき者からのメッセージ」:  フセイン政権のイザト・イブラヒム・アルドゥーリ前副大統領と見られる人物が、音声テープで、アラブ・サミット参加の各国指導者たちにイラクでの“レジスタンス”への支援と現政権のボイコットを呼びかけた。同テープは26日にアルジャジーラ・テレビで流された。
●3月27日付ヨルダン・タイムズ「ムーサ・アラブ連盟事務総長が2期目へ」:  評判の良いエジプト人のムーサ氏が、28日のハルツームでのサミットで、対立候補者がいない中、2期目(任期5年)となるアラブ連盟事務総長に立候補している。同連盟22カ国中、UAEを除く21カ国はムーサ氏を支持すると見られている。

<こぼれ話>
イラク関連では、26日に各党指導者たちが国家安全評議会に関する協議を再開したが、進展は見られなかったと報じられている。エジプトでは、検察が25日、過去2年間に数度起きたシナイ半島の観光地でのテロ(死者100名近くに上る)に関し、武装勢力はアルカイダ関連組織がしばしば名乗る「タウヒードとジハード」と名乗っていたことを明らかにしたと報じられた。トルコに関し、失業率が2000年の6.5%から2005年には10.3%に上昇しているとトルコ・デイリー・ニュースが報じた。
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by cigvi | 2006-03-28 20:39 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月25日付アルジャジーラ「イラク外相がアラブ諸国の態度を酷評」:  アラブ外相会議で25日、イラクのジバリ外相が、アラブ諸国はイラクへの債務免除や大使館開設をすべきである、またイランが付け入る隙間を与えていると述べ、イラクで重要な役割を果たしていないと厳しく非難した。同会議では、イラクでのイランの影響力に関する危惧を表明する国もあった。
●3月26日付ハーレツ「イスラエル国防軍連絡事務所が、ハマス政権発足後はPAとの関係断絶へ」:  イスラエル国防軍報道官が26日に述べたところによると、同国防軍の西岸地域連絡事務所は、ハマス政権発足後はパレスチナ自治区との関係を中止し、国際組織と一般パレスチナ人との共同作業に重点を移すことになる。また、イスラエルがガザ地域でとの関係も減少させることになると述べた。
●3月26日付シリア・タイムズ「バッシャール大統領からアハマデネジャド大統領宛のメッセージ」:  シリアのシャラ副大統領は、イランのアハマデネジャド大統領に25日、バッシャール大統領からのメッセージを手渡した。メッセージの内容は中東地域の発展に関するもの。両者の会談では、主にイラク関連、両国関係など中東および国際社会の発展がテーマとされた。
●3月26日付ガルフ・ニュース「アハマデネジャド大統領がイラクに関する米国との協議を確認」:  イランのアハマデネジャド大統領は25日、対話を欲しているのは米国のほうだと強調した上で、イラクを安定させる方法について米国と協議を持つことを支持すると述べた。

<こぼれ話>
中東和平関連では、イスラエル・パレスチナの共同世論調査によると、西岸でのイスラエルの一方的行動に賛同者は、パレスチナ人で23%、イスラエル人で17%しかおらず、交渉による合意を望んでいることが明らかになったと、26日付イェデオト・アハロノト紙が報じている。イラン関連では、外交筋が25日に述べたところによると、IAEAの専門家が数日中にイランのナタンツを訪問し、核濃縮の進捗状況について来週早々にもIAEAに報告する予定であると報じられている。また、インドの新首相とイラン副大統領が25日、エネルギー部門を初めとする二国間協力の強化について表明したと伝えられた。インドは先のIAEAでのイランの核開発に関する投票で、反対票を投じていた。
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by cigvi | 2006-03-27 23:13 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

●3月25日付ハーレツ「アッバス議長の側近が同議長はハマス政権を倒すかもしれないと仄めかす」:  パレスチナ自治政府のアッバス議長の側近が25日、もしハマス次期政権の武装政策がパレスチナの利益を傷つけるようなことがあれば、アッバス議長は同政権を倒す用意をしていると述べた。アッバス議長はハマスのイスマイル・ハニヤ次期首相に宛てた書簡で、「基本法に基づいた権限を使う」可能性を示唆した。
●3月25日付クウェイト・タイムズ「イランはウラニウム濃縮プログラムを拡大」:  IAEAに近い筋の外交官が24日述べたところによると、イランは論争中のウラニウム濃縮プログラムを急速に拡大しており、164個の遠心分離機を設置したという。
●3月25日付アラブ・ニュース「サウジのアブドラ国王とシリアのシャラ副大統領がカギとなる問題について協議」:  シリアのシャラ副大統領が24日、サウジに到着した(23日にはエジプトを訪問)。同氏はバッシャール大統領のアブドラ国王宛親書を手渡し、スルタン皇太子他とも会談を持ち、イラク、パレスチナを含む地域の発展について、また近く開催されるハルツームでのアラブ・サミット等について協議したとされる。
●3月25日付アルジャジーラ「鳥インフルエンザがヨルダンの農場を襲う」:  ヨルダンでH5N1型の鳥インフルエンザが確認された。24日、ヨルダン保健相が国内の農場で3羽の死んだ七面鳥から陽性反応が出たが、周辺地域の人には感染していないと述べた。

<こぼれ話>
中東和平関連では、パレスチナ自治政府はアラブ・サミットで、もし欧米が支援を打ち切ったならば、1ヶ月の予算をカバーするのに1億3000万ドル必要だと提示する予定であると報じられている。イラク関連では、ロシアがイラク戦争開戦後、フセイン政権(当時)に米軍情報を提供していたとの米国防総省が発表した報告書に対し、ロシア外国情報庁が25日、これを否定したと報じられた。イラクでの治安回復が遅れる中、ライス米国務長官は24日、イラク問題に関しイランと直接協議することは「確かだ」と述べたが、正確な日付については触れなかったと報じられている。一方、24日付アッザマン紙は、イラクの鉱工業相が、イラクの最大の貿易国はイランだと発表したと伝えている。レバノン関連では、教育相をはじめ3人の閣僚が24日、レバノンで初めて、ベイルートと南レバノンにあるパレスチナ難民を視察したと報じられた。
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by cigvi | 2006-03-26 22:39 | 注目ヘッドライン

注目ヘッドライン-電子版より

<注目ヘッドライン―電子版より>
●3月24-25日付ヨルダンタイムズ「イラク、中東紛争がアラブ・サミットの主要議題」: アラブの指導者たちが28日に、イラクに関するより積極的な役割とハマス率いるパレスチナ政府の取り扱いに関する共通スタンスの決定というプレッシャーのもと、ハルツームで定例のサミットを開催する。また、同サミットではダルフール問題に関しても協議されると見られている。それに先立ち25日に外相会議を開催。
●3月24日付ガルフ・ニュース「ナジャ女史がシリア初の女性副大統領に指名」: シリアのバッシャール大統領は23日、元文化相ナジャ・アル・アッタール(バアス党の古参、前アサド大統領のもとで20年以上文化相を務めた)を第二副大統領に指名したとシリアの国営通信が報じた。シリアで女性がこのような高位に就くのは初めて。
●3月24日付アルジャジーラ「ダルフール派兵はスーダンの承諾が必要」: アラブ連盟事務総長がスーダンの同意なしに外国軍を派遣すべきではないと述べた。

<こぼれ話>
中東和平問題では、パレスチナ自治政府のアッバス議長がハーレツに対し、和平交渉が1年以内に達成できる可能性があると述べたと報じられている。同議長は、米国に最終地位合意のための秘密交渉を開始すると約束したと述べたとのこと。地中海地域での鳥インフルエンザ問題について、ヨルダン・タイムズが、既に失業者が非常に多いエジプトで、何百もの養鶏農家やレストランなどが倒産していると報じられている。また、イスラエルとパレスチナ自治区での発生によって、このところの両政府間の関係悪化にもかかわらず共同作業を後押ししていると報じている。
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by cigvi | 2006-03-25 21:47 | 注目ヘッドライン

ドバイに見た外国人労働者の悲劇

3月23日付ガルフ・ニュース「労働者たちが職場で暴動」を読んで:
歴史的なインド洋貿易では、ペルシャ湾ルート、紅海ルートをダウ船が行き交い、南アジア諸国と中東諸国を結びつけた。ドバイはそのペルシャ湾ルートに位置しているが、近年の建設ブームで単純建設労働の担い手としてインド、パキスタンから出稼ぎ労働者が入っている。一般には日給4ドル程度で集合住宅が雇用主から提供されている。労働条件の悪化の中で、出稼ぎ労働者は身体的障害を受けることもあり、在ドバイのインド医師のボランティア活動が彼らを支えている。
本記事では、労働者たちの言い分は、次のようなものだと報じている。一方的な警備員による攻撃、就労開始の1時間前にバスで建設現場へ移送され、その間の給与は支払われないこと。3000人の労働者に対しタイムカード用の器械が9台しかないため就労後1時間もその場にいなくてはならないこと。労働者の多くはムスリムだが、祈るためや化粧室に行くため仕事を離れると、750~900Dh差し引かれること。医療設備も不十分で、「どのような体調の不調に対しても、アスピリンをくれるだけ」だという。そして、賃上げを望んでおり、経営側が彼らの不満に耳を貸さないため暴動に及んだと述べている。
GCC諸国はWTOに加盟しており、また米国とのFTA交渉を進めている。しかし、労働法を含め、欧米社会の基本的人権に関する国際条約や規定等を締結していない国もある。急速に変わる社会で、どれだけイスラム法における公平や公正を実現できるか、出稼ぎ労働者の受入国として新たな課題が明るみに出たようだ。

☆「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」のサイトもご参照いただければ幸いです。
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by cigvi | 2006-03-23 23:24 | 国際政治

注目ヘッドライン-電子版より

●3月23日付ヨルダン・タイムズ「ハマス政権への投票は月曜(27日)に」:  ハマスは22日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と、ハマス率いる新政権の信任投票のため27日にパレスチナ評議会を招集することに合意に達したと述べた。ハマスは同評議会で多数を占めているため新内閣の承認は確実であろう。一方、22日のラマラでのPLO幹部会議では、ハマスがPLOの卓越した地位の承認を拒否していることに対し、辛らつな批判が起きた。
●3月23日ハーレツ「鳥インフルエンザがヨルダン渓谷で確認」:  イスラエルの農業相は23日、ヨルダン渓谷の養鶏農家で見つかった鳥の死骸から鳥インフルエンザの陽性反応が出たと述べ、ヴィールスがイスラエル中に広がりつつあることを確認した。また、イスラエルは22日、ガザ地域の死んだ鶏についての基本検査で、H5N1型が同地域に広がっているとの兆候が示された後、同国はパレスチナ自治政府が鳥インフルエンザと戦う支援をすると述べた。
●3月23日付ガルフ・ニュース「労働者たちが職場で暴動」:  ドバイのブルジ・ドバイ建設現場で建設労働者たち(南アジア出身)が22日夜から23日朝、賃上げ要求と不公正な職場環境に抗議して、自動車やオフィスの窓を叩き壊した。労働者側によると約3000人が参加した(警察によると2000人程度)。
●3月23日付ガルフ・ニュース「アフガニスタンの内閣改造でアブドラ外相が交替」:  アフガニスタンの外相アブドラ・アブドラ氏が22日、カルザイ大統領による内閣改造で交代させられた。これは力のある新上院議長と下院議長との取引によるものと見られている。新外相にはランギン・ダドファル・スパンタ氏(同大統領の外交アドバイザー、タジク人)が指名された。また、内相にはザラル・アフメド・モクベル氏(タジク人)が指名。その他、通商相、地方開発相、運輸相、女性問題相、教育相、職業・高等教育相などが交替。
●3月22日付アルジャジーラ「イギリスのテロ計画者が汚い爆弾を探していた」:  検察官が22日、法廷で陪審員に述べたところによると、イギリスでの攻撃を計画していたアルカイダとつながりのあるテロリスト団のメンバーの一人が、放射能性の汚い爆弾を購入しようとしていた。ベルギーを拠点とするロシアのマフィアから入手しようとしたと見られているという。

<こぼれ話>
中東和平関連では、多くの米国のキリスト教およびユダヤ人の団体が、イスラエルのオルメルト首相代行の西岸からの入植地撤退計画に反対するロビー活動を行うアンブレラ的な団体を結成した、とイェデオト・アハロノトが報じた。同計画は米国の国益に反すると主張している。その米国は、同国高官によると、パレスチナ自治政府のインフラ開発プロジェクトへの資金援助を停止し、人道支援のみ実施を決定したと報じられた。一方、UNRWAは22日、パレスチナでの人道的危機および治安上の危機に陥る危険があると警告し、EU諸国に新ハマス政権へのチャンスを与えるよう呼びかけたと報じられた。イラクでは、各党が3月25日に政治協議を再開で合意し、新国家安全評議会の権限が協議されることになるだろうと伝えられている。レバノンでは、22日の国民対話の第3ラウンドでラフード大統領の進退について合意に至らなかった。アフガン関連では、キリスト教徒に改宗した元ムスリムに対する死刑判決が確定することになると報じられている。北アフリカ関連では、モロッコが4月に国連に係争地である西サハラのステータスに関する提案を示すための準備として、インフラ計画に取り掛かると報じられている。
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by cigvi | 2006-03-23 22:57 | 注目ヘッドライン