複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
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2008年2月16日-17日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●マイク・マコネル米国情報長官は2月17日、いくつかの証拠から見てムグニエ・ヒズボラ軍事指導者の殺害(2月12日)はヒズボラ内部またはシリアによる犯行の可能性があると述べ、米国は引き続き調査していくとのべた。一方、イスラエルのバラク国防相は17日の閣議で、ムグニエ軍事指導者が殺害されたことにより、シリアとイランがヒズボラによるイスラエルを標的として攻撃への支援を行う可能性があると述べた。また、バラク国防相は、ヒズボラ、シリア、イランは誰が犯行を行ったのかは知らないが、ヒズボラはイスラエルを非難対象とすることに決めたのだろうと述べた。(2/17ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/954800.html 
●シリア国営通信は2月15日遅く、同国政府の見解として、イラン国営通信が15日に報じたAli Reza Sheil Attarイラン副外務大臣によるムグニエ・ヒズボラ軍事指導者殺害のイラン・シリア両国の共同捜査の発表を否定、と報じた。シリア政府が単独で捜査を行うとのこと。(2/16シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11796 
●パレスチナのガザ地区中心にあるイスラム聖戦幹部(Ayman Atallah Fayed)の自宅で2月15日、爆発が起こり同幹部の他に少なくとも7人が死亡した。イスラム聖戦側はイスラエルによる空爆だとしているが、イスラエル国防軍は攻撃を否定、ハマスの警察は原因は明らかではないとしている。(2/16ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/954716.html 

<その他の地中海関連>
●ヨルダンのアブドラ国王は2月16日、エジプトのシャルム・エル・シェイクでムバーラク・エジプト大統領と会談し、両国間の関係強化、エジプトの天然ガスのヨルダンへの輸出、エジプト市場におけるヨルダン製薬剤の登録とかの問題などについて協議した。また、パレスチナ、レバノン、イラクなどの地域問題についても話し合われた。(2/17ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/index.php?news=5751 
●2月16日付レバノン紙A-Safirは、レバノンのヒズボラがイスラエルとの国境に沿って5万人の活動家を展開しており、南部レバノンにおける強力な警戒態勢を宣言した、と報じた。(2/16ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/954644.html 

<イラン関連>
●イランのアヤトラ(ホジャトレイスラム)のMohammad Reza Tavassoli師(77歳)が17日、専門化評議会での演説中に心臓発作で死亡した。同師は故ホメイニ最高指導者のオフィスの元トップを務めた人物で、現専門家会議のメンバー。同師は、ホメイニ師の孫のHassan Khomeini師(改革派擁護と軍の政治介入を批判する発言を行っていた)に対する超保守派からの攻撃を非難する演説を行っている最中だった。イランのKargozaran紙は、「最後までイマームを守った」とのキャプションをつけて同師の死について報じた。(2/17シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11807
●イランの憲法擁護評議会のAbbas Ali Kadkhodaie報道官は15日、来る3月14日の国会選挙の立候補者として、さらに300人(主に改革派)の資格を確認し登録したと発表した。イラン国営通信(IRNA)が報じた。12日に発表された候補者とあわせると、これで580人が立候補資格を回復したことになる。同報道官はまた、今後数日以内に資格が回復される立候補者がもう少し増えることを期待すると述べた。しかし、Abdolvahed Moussavi Lari元内相をはじめ改革派指導者の中には、資格を回復した立候補者が選挙運動を行える期間が短すぎるため(正式に最終リストが発表されるのは3月はじめ)、不利な状況であると述べている。(2/16ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February197.xml§ion=middleeast&col= 

☆地球村研究所のホームページhttp://park1.wakwak.com/~cigvi/data200801.htmlでは、比較的最近の「こぼれ話」を随時更新しています。こちらもご参照いただければ幸いです。
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by cigvi | 2008-03-17 22:35 | <こぼれ話>

2008年2月14日-15日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<その他の地中海関連>
●ヨルダンのアブドラ国王は2月14日、域内歴訪の中でアンマンを訪問したクウェイトのSheikh Nasser Al Migammad Al Ahmad Al Sabah首相と会談を持ち、二国間関係強化、中東和平、イラク、レバノン問題などについて協議した。(2/14ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=5722 
●ブッシュ米大統領は2月13日、シリアの高官らに対する経済制裁を強化するよう大統領令を発出した。内容は、「イラクの安定化に向けての努力を妨害する」行為に関与していると思われる人物、またはシリアにおける公的汚職に関与している人物の米国資産の凍結を予定している。(2/14ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February155.xml§ion=middleeast&col= 

<イラク関連>
●ヨルダンのEid Fayez内相は2月14日、ヨルダンは大量のイラク難民の流入を抑制するために、イラク人の入国に際してビザ申請を要求することにしたと述べた。(ハリージュ・タイムズ2/14)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February167.xml§ion=middleeast&col=
●イラク・イスラム国のアブー・オマル・アル・バグダディー指導者は2月14日、ウェブサイトに音声メッセージを投函し、イスラエルへの攻撃とパレスチナの解放を訴え、イラクの地をエルサレム奪還のための発射台とすることを提言した。(2/14シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11775 

<イラン関連>
●駐イラク米国大使館の報道官は2月14日、イラク政府より、イラン側からイラクの治安に鑑み再び米・イラン・イラクの三者協議を延期するとの要請があったと伝えられたと発表した。また同報道官は、米国は話し合いの用意ができているとこの数週間述べてきたが、イラン側はその用意がないことが明らかになったと述べた。今回の協議は2月15日に実施されると、イラクのマリキ首相府からのみ公式な発表が13日になされていた。(2/14シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11774
●国民信頼党(National Trust Party)のMehdi Karroubi事務局長は、先般の憲法擁護協議会のAhmed Jannati書記との3月14日の国会選挙についての協議は大変有意義なものであったと述べた。同事務局長はまた、協議内容は単に改革派の立候補者のことだけではないと述べ、憲法擁護評議会は改革派の審査について大変良い行動をとったと指摘した。さらに、Jannati師と協議したのは私だけではなく、ラフサンジャニ師やハタミ師など他の人々も参加したと語った。イラン学生通信(ISNA)が報じた。(2/14イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3063/html/national.htm

<アラビア半島関連>
●クウェイトのShaikh Jaber Al Khalid Al Sabah内相は、クウェイトのAlrai紙へのコメントの中で、ヒズボラのムグニエ軍事指導者の死はクウェイト国民を喜ばせたと述べた。また、ムグニエ指導者は、1988年にクウェイト航空機をハイジャックし、クウェイト人の乗客2人を殺害しキプロスの空港で放り出した事件の背後にいた人物であり、彼の死は神が下した罰だと述べた。(2/15ガルフ・ニュース)
http://www.gulf-news.com/news/gulf/kuwait/10189924.html
●カタルの開発計画総事務局(GSDP)が2月14日に発刊したデータによると、カタルの2007年の対前年比インフレ上昇率は推定14%となった。GSDPは、物価上昇は主に、賃料、燃料・エネルギー関連であり、特に住宅賃貸料部門が上昇した、と発表した。(2/15ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=201813&version=1&template_id=57&parent_id=56 

<北アフリカ関連>
●エジプトの治安筋がドイツ通信社(DPA)に語ったところによると、同国政府は2月14日、ムスリム同胞団のメンバー36人を、マネーロンダリング、違法組織への参加などの容疑で逮捕した。(2/14ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February164.xml§ion=middleeast&col= 

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by cigvi | 2008-03-15 14:50 | <こぼれ話>

2008年2月12日-13日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●イスラエルのバラク国防相は2月12日、クネセトの外交問題・国防委員会で、米国のイランに関する国家情報評価について説明し、米国がイランの核設備に対し軍事行動をとる可能性は少ないと述べた。(2/13ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/953278.html 
●イスラエルのバラク国防相は2月12日、トルコを訪問した(2日間)。(2/12ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February128.xml§ion=middleeast&col

<イラン関連>
●イランの憲法擁護評議会のAbbasali Kadkhodaei報道官は2月12日、3月に実施される国会選挙の立候補者280人を法的適格者として承認したと述べた。そして、それらの人物の中には同評議会の上院理事会で不適任とされていた者も含まれると述べた。また、Kadkhodaei報道官は、この結果を内相に報告した、新たなリストは2月22日までに公表されると述べた。イランの国会議員選挙(290議席)は3月14日に実施され、同時に専門家会議の中間選挙(テヘラン、Qazvin、Ilam、西アゼルバイジャンの各州)も行われる。選挙権は18歳以上。被選挙権は健康で、修士号以上を保有または同等の能力があり、犯罪歴がない、30~75歳のイラン人に与えられる。(2/13イラン・デイリー)http://www.iran-daily.com/1386/3062/html/national.htm 13日付イランの新聞各紙などが立候補者としての資格を回復した人物名を報じているが、全ての報道で、故ホメイニ師の孫で改革派のAli Eshraghi氏の名前が挙がっている。イラン国営通信(IRNA)は現職の改革派国会議員5人が、またMehr通信は、ハタミ前大統領、Abdollah Nasseriイラン国営通信の元代表 、Morteza Haji元教育相も資格を回復したと報じた。(2/13シャルクル・アウサト)http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11764

<アラビア半島関連>
●UAEのシェイク・ハリーファ大統領は2月12日、同国を訪問したエジプトのムバーラク大統領と会談し、アラブおよびムスリム諸国の問題について共通の観点を持つことが重要だとの見解で一致した。また、二国間における、特に経済・貿易・投資分野での協力と関係強化について協議した。(2/13ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February441.xml§ion=theuae 
●ASISインターナショナル(American Society for Industrial Security、セキュリティーの専門家のためのグローバル組織)のジェッダ支部が2月11日、初のフォーラムを開催した。同フォーラムでMansour Al-Turki内務省報道官は、家庭や学校は若者の考えや行動をチェックすべきとして、サウジ社会は過激派のイデオロギーと対決するために、より熱心な役割を果たす必要があると述べた。(2/13アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106735&d=13&m=2&y=2008
●オマーンの国家経済省が発表したところによると、同国の2007年12月のインフレ率は8.29%となり7ヶ月連続の上昇、食糧、飲料、タバコの消費者物価に限れば14.4%の上昇となった。(2/12ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=201088&version=1&template_id=37&parent_id=17 
●サウジアラビア王室は2月11日、アブドゥラ国王はスルタン・ビン・サルマン王子を観光最高委員会の事務局長に再認したと発表した。スルタン王子は2000年に同委員会が設立されて以来事務局長の地位にある。スルタン王子は米国のSyracuse大学の市民・公共問題マックスウェル・スクールで社会政治学の修士号を修得、最初のアラブ人・イスラム教徒宇宙飛行士(1985年のスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗)。宇宙探検協会の設立メンバー、サウジ航空クラブ設立委員会会長。(2/12アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106705&d=12&m=2&y=2008 

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by cigvi | 2008-03-13 22:10 | <こぼれ話>

2008年2月10日-11日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●複数のイスラエル国防軍高官がハーレツ紙に語ったところによると、ヒズボラは南レバノンに相当数のカチューシャ・ロケットおよび対戦車ミサイルを展開している。国連監視員はこれに気がついていないという。同高官らは、これらの武器はリタニ川の南から密輸されていると述べた。(2/10ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/952559.html 
●オーストラリア、ノルウェー、国連人口基金、オランダ、スイス、サウジアラビアが共同で出資し、実施され、2月9日発表された調査によると、西岸、ガザおよび東エルサレムにおけるパレスチナ人人口はこの10年間で30%増加(289万人から376万人へ増加)した。(2/10ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=5557

<その他の地中海関連>
●ヨルダンのアブドラ国王は2月10日、モスクワを訪問した(2日間)。同国王は訪問前日(9日)、イタル・タス通信とのインタビューで、ヨルダンにとっての最優先課題は、パレスチナ国家の樹立をはじめとする中東和平であり、またイラクとレバノンの治安と安定、国民和解への支援も同様に重要だと語った。(2/11ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=5614   および http://www.jordantimes.com/?news=5617 (インタビュー全容)

<イラク関連>
●ロシアのインターファックス通信は2月11日、同日、アレクセイ・クドリン・ロシア財政相がロシアはイラクに対する129億ドルの再建の93%を回収不能とみなすと述べた旨報じた。モスクワを訪問しているイラクのジバリ外相は、ロシアとのこの債権放棄の協定書に署名できたことは、あらゆる面において両国間の協力の機会を作り出すことになるだろうと述べた。今回の署名は2004年のパリ・クラブ合意にそって行われた。また、ロシアのラブロフ外相は記者団に対し、ロシアのエネルギー専門家たちはこのイラクの困難な時期において特にバグダード、バスラ、ナシリーヤで業務をこなしてきたと述べた。(2/11ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/February/focusoniraq_February23.xml§ion=focusoniraq

<イラン関連>
●イランの故ホメイニ革命指導者の孫Hassan Khomeini師は2月10日、Shahrvand weeklyとのインタビューで、ホメイニ指導者は軍関係者が政治に関与することを欲していなかった旨語った。Hassan Khomeini師はホメイニ廟の責任者。イラン国営通信が報じたところによると、同師は2月8日、改革派の指導者たちに、(2000人以上の改革派の立候補者たちが立候補資格を得られなかったことについて)これは改革派の人々だけでなく全ての市民グループに所属する多くの友の首をはねたことを意味する、誰もが自らの未来を決定することができるはずだとの旨述べたという。(2/10シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11732
●イラン革命防衛隊のMohammad Ali Jafari司令官は公に、来る国会議員選挙で保守派を支持するよう国民に呼びかけた。イランのメディアが3月9日に報じた。(2/10ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=5558 
●タジキスタンのEmomali Rakhmon大統領が2月9日、イランを訪問した(2日間)。(2/10イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3060/html/ 

<北アフリカ関連>
●エジプトの最高民事法廷は2月9日、イスラムに改宗した12人のコプト教徒が、再度、もとのコプト教に改宗することを容認するとの裁定を出した。同法廷は、再開集を禁じるとの2007年4月の裁定を覆した。(2/10シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11731 

☆地球村研究所のホームページhttp://park1.wakwak.com/~cigvi/data200801.htmlで、ここ最近の中東報道こぼれ話の掲載をはじめました。こちらもご参照いただければ幸いです。
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by cigvi | 2008-03-11 07:49 | <こぼれ話>

2008年2月7日-9日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●プライベートで米国のテキサス州のオースティンを訪問しているパレスチナ自治政府のファイヤド首相は7日、ロイターとノインタビューで、新たな外交努力が行わなければ2008年中にイスラエルとの恒久和平協定は望めないだろうと述べた。同首相は特に、中東和平ロードマップの主要な目標であるイスラエルの入植地と西岸への軍事介入問題の進展のなさを指摘した。(2/8ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/952490.html 
●パレスチナ自治区を訪問したブレア中東和平特使は1月7日、パレスチナ側は中東和平のロードマップの義務である治安能力の向上を大きく進展させており、明らかにアクセスと移動の自由に対する規制を緩める必要がある旨述べた。(2/7シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11704 

<その他の地中海関連>
●ヨルダン政府による石油補助金廃止の決定は7日夜から実施される。これにより、石油関連商品は3~110.9%値上がりする。一方、同政府は10日に44万人以上の市民(2006年の同様のプログラムの受益者が対象)への現金支援を開始すると表明した。また、ペトラ通信によると、これより先に閣議で表明されていた商品・サービス価格高騰の埋め合わせとしての公務員給与の1月の値上げ分が10日に銀行に振り込まれる。(2/8ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=5552

<イラン関連>
●国営イラン石油会社(NIOC)のHojatollah Ghanimi-Fard国際問題担当取締役は、MEEDに対し、同社の47のエネルギー部門(900億ドル相当)を民営化し、4つの国際株式市場に上場する計画だと述べた。また、同計画ではそうして民営化された石油と天然ガス企業をグループ企業とすることになり、企業は2014年までにテヘランでも上場されることになると述べた。(2/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=6&id=11720 
●イランのハーメネイ最高指導者は2月8日、イラン空軍の集会で、イスラムの政治指導者たちはガザの包囲を打ち破るべきであり、エジプト政府とその国民はそのことに対する大きな義務を負っている、イスラム教徒はすべてエジプト政府とその国民がその義務を果たせるよう支援すべきだと述べた。また、現在のパレスチナの問題は、米国とアナポリス会議での間違った中東政策の結果だとのべた。さらに、アラブ諸国は自らがガザの人々を傷つける道具として使われないように気をつけるべき旨語った。ファルス通信が報じた。(2/9イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3059/html/
●イランのモッタキ外相は2つの命令を出し、Mohammad Ali Hosseini外務報道官兼外相特別補佐官(元外務省の評価・監督部責任者、地中海・ペルシャ湾・中央アジア部長)としてのポストを辞してアジア担当部長に指名し、Mehdi Safari氏(元アジア太平洋担当部長およびカスピ海問題外相特使)を欧州担当副外相に指名した。(2/9イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3059/html/national.htm

<アラビア半島関連>
●フランスのエネルギー企業トタールは、サウジアラビアでの天然ガス探査のプロジェクトから撤退し、その持分をパートナーであるロイヤル・ダッチ・シェルおよびサウジ・アラムコに移転すると、ジョイントベンチャー企業の通称サウス・ルブ・アルハリ会社が2月8日に発表した。これにより、同社のシェアは、シェルが40%、アラムコが30%となる。(2/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=6&id=11719 
●アラブ・ニュースが伝えるところによると、多くの家主が最近、数千リヤル単位で家賃の値上げをしているという。このことで低所得者の多くが被害を受けているという。(2/9アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106611&d=9&m=2&y=2008
●UAEのシェイク・モハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)は7日、ベルリンでメルケル・ドイツ首相と両国間のさらなる関係強化を確認し、両国間の利益にかかわる主要問題と、パレスチナ・イスラエル紛争、イラン、イラク、レバノン、アフガニスタンなど最近の中東情勢に関して広範な意見交換行い、2日間のドイツ公式訪問を終えた。訪問初日に、シェイク・モハンマド副大統領はベルリンでドイツの主要ビジネス関係者と会談し、ドイツの投資家や中小企業にUAE経済の様々な分野で存在感を示して欲しいと要望した。(2/8ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February277.xml§ion=theuae

<北アフリカ関連>
●エジプトの治安筋によると、2月7日夜、イスラエル・エジプト国境から10mエジプト側に入った地点に、Karm Abu-Salim検問所でパレスチナ人活動家によって発射されたと思われるロケット弾が着弾した。標的を誤り、エジプト領内に打ち込まれたと見られる。被害はなかった。一方、エジプト治安機関は、ガザ地区から帰国した数十人のエジプト人がイスラエルへの攻撃実施のためにハマスの活動に参加するためパレスチナ領に入ったとの報告を受け、これらのエジプト人の調査を始めた。また一方、ムスリム同胞団はMuhammad Mahdi Akif指導者を通じて、ハマスへの言及はなかったがラファ検問所でのエジプト軍兵士に対する攻撃を非難した。(2/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11729

☆地球村研究所のホームページhttp://park1.wakwak.com/~cigvi/data200801.htmlで、若干新しい中東報道の掲載をはじめました。こちらもご参照いただければ幸いです。
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by cigvi | 2008-03-10 10:47 | <こぼれ話>

2008年2月3日-6日に拾ったこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。

<中東和平関連>
●UAEのシェイク・モハンマド副大統領兼首相は3日、ドバイを訪問したブレア中東和平特使と会談した。その中で、同特使は現状を説明し、同副大統領は問題解決のために力を尽くしてくれるよう述べた。(2/4ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February116.xml§ion=theuae&col=

<イラク関連>
●国連難民高等弁務官UNHCRのシリア事務所が6日に報告したところによると、シリアに流入しているイラク人の数が帰国するイラク人よりも再び多くなっている。2008年1月後半にシリアに入国したイラク人は1日平均1200人で、帰国したイラク人は1日平均700人であったという。シリアから帰国するイラク人の大半は、イラクの状況改善が理由ではなく、シリアのビザの期限が切れたか、お金がなくなったことが帰国理由であるという。(2/6ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February66.xml§ion=middleeast&col=
●ニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、Wikileaksのウェブサイトが、イラク駐留米軍はイランおよびシリア国境を越えての元サッダーム・フセイン政権のメンバーおよびテロリストの追跡権が与えられていたとの2005年の機密文書を掲載した。同文書にはムクタダ・サドル氏の敵対者としての取り扱いを棚上げにする、また同氏と側近たちに対しては自衛以外の目的で攻撃しないようにとの指示も書かれていた。(2/4ボイス・オブ・イラク)
http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=68418&NrIssue=2&NrSection=1

<イラン関連>
●イランの空軍司令官Ahmad Miqani准将は、イランは第5世代のレーダー回避システム搭載のジェット戦闘機の生産を開始したと述べた。(2/5イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3056/html/national.htm 
●イランの新北朝鮮駐在大使Mirteza Miradianは2月4日、北朝鮮最高人民議会議長のキム・ヨンナム氏から信任状を受け取り、両国関係の強化への期待の言葉を述べた。(2/5イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1386/3056/html/national.htm 

<アラビア半島関連>
●クウェイトの国営石油会社Kuwait Petroleum Corporation(KPC)のCEOのSaadal-Shuwaib氏は2月4日、クウェイトは2009年より、カタルから日量1420~2130万立方メートルのLNGの輸入(海上輸送)を開始すると述べた。輸入量の大部分は電力供給と淡水化プラントに使用されると述べた。(2/5ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=199824&version=1&template_id=57&parent_id=56 
●クウェイト国土輸送連合(the Kuwait Overland Transport Union)会長Saeed Dashti氏は2月4日、国有鉄道および地下鉄の敷設計画(経費約114億ドル)を発表した。国鉄の敷設距離は約518km(66億ドル)、イラクとのガルフ鉄道2000kmの予定との乗り入れを計画している。またクウェイト高速輸送システムの敷設距離は171km(65%は地上、残りは地下、経費48億ドル)で主な住宅地をカバーする予定である。2004年のGCC首脳会議で地域鉄道網の整備に向け合意ができていた。(2/5ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=199743&version=1&template_id=37&parent_id=17 
●アラブ・ニュースが伝えたところによると、サウジアラビアのIyad Madani文化・情報相が2月3日、諮問評議会で同国の報道関係者が同評議会の会議に出席することを禁止する命令を出した。これより以前に、諮問評議会のSheikh Saleh Bin-Humeid議長は、諮問評議会の会議へのメディアの出席を禁止することは同評議会の目的である“開放性”のポリシーに反すると表明していた。(2/4アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106440&d=4&m=2&y=2008
●サウジアラビアのグランド・ムフティーSheikh Abdul Aziz Al-Asheikhは2月2日、コメント(1日の金曜の礼拝で述べた内容)を公表し、同国政府は物価上昇をコントロールするためのあらゆる努力をすべきであり、生活必需品の価格を固定すべきと主張した。サウジアラビアの諮問評議会はインフレの進行や生活必需品の価格について協議するために、Dr. Ibrahim Al-Assaf財政相を2月(17日)の会議に招聘している。Assaf財政相は記者会見で、諮問評議会が政府にドルペッグ制からの離脱を要請しているとの見方を一蹴した。2007年12月のサウジアラビアのインフレ率は6.2%を記録した。(2/3アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106404&d=3&m=2&y=2008

☆地球村研究所のホームページhttp://park1.wakwak.com/~cigvi/data200801.htmlで、若干新しい中東報道の掲載をはじめました。こちらもご参照いただければ幸いです。
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by cigvi | 2008-03-05 22:35 | <こぼれ話>