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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

注目ヘッドライン-電子版より

●3月18日付シャルクル・アウサト「シリアの反体制派が協調」:  シリア反体制派の人物たち(ハッダーム元副大統領、ムスリム同胞団のアリ・サドレッヂン・アルバヤヌーニ他)は、17日、ブリュッセルでの会議を終え、シリアを変えるための「ワーキング・プログラム」に合意した。会合後、平和的な方法でシリアの体制を変えるための「国民救済戦線(National Salvation Front)」を結成したと公表した。
●3月19日付アラブ・ニュース「サウジのアブドラ国王とオーストリアのフィッシャー大統領が中東について会談」:  サウジアラビアのアブドラ国王と、サウジ訪問中のオーストリアのハインツ・フィッシャー大統領が18日、両国間関係と中東地域について広範な会談を行った。その内容には、中東和平問題、イラン核問題、イラク問題、テロ問題、レバノン・シリア問題などが含まれていた。オーストリアは現在EU議長国である。
●3月18日付イェデオト・アハロノト「エジプトで鳥インフルエンザによる女性の死亡を確認」:  鳥インフルエンザの症状が見られていた女性(家禽を飼育していた)が、カイロの約40km北にある州で死亡した。

<こぼれ話>
イラクへの武力介入から3年目を迎えようとしている18日、ニューヨーク、ロンドンなど各地で、有志連合のイラクからの撤退を求める反戦デモが行われたが、主催者が思ったほど参加者はなかったと報じられている。そのイラク問題では、17日、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)指導者のハーキム師が、イランのラリジャニ最高安全保障委員会事務局長に電話で、同師のイラン・米国協議の提言に前向きに動いてくれていることに感謝を伝えたと報じられている。トルコでは、来週初のクルド語テレビとラジオ(民放、地方ネット)が放送を開始する。

by cigvi | 2006-03-19 20:42 | 注目ヘッドライン
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