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複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

注目ヘッドライン-電子版より

<注目ヘッドライン―電子版より>
●3月24-25日付ヨルダンタイムズ「イラク、中東紛争がアラブ・サミットの主要議題」: アラブの指導者たちが28日に、イラクに関するより積極的な役割とハマス率いるパレスチナ政府の取り扱いに関する共通スタンスの決定というプレッシャーのもと、ハルツームで定例のサミットを開催する。また、同サミットではダルフール問題に関しても協議されると見られている。それに先立ち25日に外相会議を開催。
●3月24日付ガルフ・ニュース「ナジャ女史がシリア初の女性副大統領に指名」: シリアのバッシャール大統領は23日、元文化相ナジャ・アル・アッタール(バアス党の古参、前アサド大統領のもとで20年以上文化相を務めた)を第二副大統領に指名したとシリアの国営通信が報じた。シリアで女性がこのような高位に就くのは初めて。
●3月24日付アルジャジーラ「ダルフール派兵はスーダンの承諾が必要」: アラブ連盟事務総長がスーダンの同意なしに外国軍を派遣すべきではないと述べた。

<こぼれ話>
中東和平問題では、パレスチナ自治政府のアッバス議長がハーレツに対し、和平交渉が1年以内に達成できる可能性があると述べたと報じられている。同議長は、米国に最終地位合意のための秘密交渉を開始すると約束したと述べたとのこと。地中海地域での鳥インフルエンザ問題について、ヨルダン・タイムズが、既に失業者が非常に多いエジプトで、何百もの養鶏農家やレストランなどが倒産していると報じられている。また、イスラエルとパレスチナ自治区での発生によって、このところの両政府間の関係悪化にもかかわらず共同作業を後押ししていると報じている。

by cigvi | 2006-03-25 21:47 | 注目ヘッドライン
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