複眼で見る中東報道


中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう(地球村研究所)。研究所所長の 「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」(http://blogs.yahoo.co.jp/cigvi2006)もご参照ください。
by cigvi

6月20日のこぼれ話

*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュースを中心に拾っています。

<中東和平関連>
・the Palestinian Center for Policy and Surveyが実施した世論調査によると、75%のパレスチナ人はイスラエルの刑務所内でバルグーティーらが作成した文書の内容を支持するとしているが、もし直接投票が直ちに実施されれば、賛成票を投じるとする者は47%にとどまった(反対票を投じる者は44%)(6/19アルジャジーラ)。
・パレスチナ自治政府は19日、ガザで、公務員の一部(1500シェケル(326ドル)以下の給与受給者)に対し、政府所有の郵便局の銀行を通して給与の一部(300ドル)を支払った。20日にも西岸でも同様の措置がとられる予定(6/19アルジャジーラ)。
<その他の東地中海関連>
・ヨルダンの政府報道官は19日、記者会見で、エジプトのムバラク大統領がヨルダン・シリア間の危機的関係の仲介役を務めるとの報道を否定、両国間に危機はないと述べた(6/20クウェイト・タイムズ)。
・シリアの元国会議員(2001年ダマスカスの春グループのメンバーの一人、5年間投獄されていた)および民主化活動家が先週、ヨルダンに逃亡し、シリアで投獄されている13人の民主化などの活動家を釈放するための国際的キャンペーンを立ち上げると述べた(6/19ガルフ・ニュース)。
・シリアは、レバノンとのバランスの取れた関係を呼びかけたベイルート・ダマスカス宣言に署名したとして、17人の国家公務員を解雇した(6/19ガルフ・ニュース)。
<イラク関連>
・米国とイラク当局は19日、マリキ首相の2500人の囚人を釈放するとの約束に基づき、500人を釈放した(6/20バハレーン・トリビューン)。
<イラン関連>
・イラン学生通信は法相の発言を引用し、先週拘束した、テヘランで女性の権利を求め抗議行動を行った70人を釈放した(改革派の元国会議員はまだ釈放されていない)と報じた(6/20クウェイト・タイムズ)。
<アラビア半島関連>
・クウェイトとパキスタンは19日、貿易、経済、投資、商業関係を強化するために、1つの協定と2つの覚え書に署名した(6/20クウェイト・タイムズ)。
<北アフリカ関連>
・スーダン政府と同国東部地域の反政府勢力である東部戦線(the Eastern Front)は19日、エリトリアの首都アスマラで停戦協定に署名した。なお、ダルフール地域で反政府活動を行っている正義と公正運動(JEM)は、スーダン東部地域でもカギを握る組織であるが、アスマラでの協議には招待されなかった(6/19アルジャジーラ)。
・スーダンにおける国連の人権事務所のトップであるマヌエル・アランダ・ダシルバ氏は19日、スーダンが東部地区への支援関係者のアクセスと禁止しており、また治安が悪化しているダルフールでも25万人以上の人々への支援が滞っていると表明した(6/20ガルフ・タイムズ)。
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by cigvi | 2006-06-21 22:29 | <こぼれ話>
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