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2月14日付アルジャジーラ電子版「レバノンはハリーリの一周忌を悼む」、および2月15日付デイリー・スター電子版「シェバア農場の変わりに、バアブダ農地をわれわれの自由に:ジュンブラット」を読んで:
本記事では、2月14日、レバノンの首都ベイルートの殉教者広場(自由広場)は、数十万の人々で埋め尽くされ、1年前のレバノン杉革命と同様に、国旗がたなびき、殺害されたハリーリ元首相への哀悼の意が示されたことを伝えている。その中、前首相の息子サード・ハリーリは、「シリアがレバノン内戦を終結させてくれたことは感謝しているが、自分たちの問題は自分たちで何とかする」と述べた。また、デモの参加者の中からは、ハリーリ首相の暗殺に関与したとうわさされるラフード大統領の陣を求める声も聞かれた。また、デイリー・スターは、進歩社会党のジュンブラット議員の言葉を紹介している。同氏は、「われわれは、シェバア農場の口実(イスラエルが占領しているとしてヒズボラが武装解除をしない)を拒否し、シリア・イラン枢軸を拒否する」と述べている。 こうした発言に象徴されるレバノン杉革命は、シリア軍を撤退させ、レバノンの事実上の主権を回復させたが、その後の選挙を経た政権内において、対シリア関係やヒズボラの武装解除等をめぐり内部対立がおき、閣議が開催さえされない状況が見られていた(ラフード大統領およびヒズボラ、アマルの閣僚が閣議ボイコット)。12日付シャルクル・アウサト電子版では、内戦の危機が高まっているとの分析を掲載している。今後、同国では、ハリーリ元首相暗殺事件での国連調査委員会への協力や事件容疑者の裁判のありかた等で、各政治勢力が対立(その一方、キリスト教指導者アウン将軍とヒズボラの同盟がより危機を高めているといわれている)することが予想され、そこに外国勢力の内政干渉が加わると、再びレバノンが戦場化する恐れがある。そのカギを握るのは、シリア問題の行方と言えそうだ。 ☆「水口章:国際・社会の未来へのまなざし」のサイトもご参照いただければ幸いです
by cigvi
| 2006-02-15 18:25
| 国際政治
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